
過去に「自身の写真等を消したい」とぱっぷすへ相談を寄せてくださった方から、このメルマガを読むみなさまへ向けて、文章(コラム)を預かりました。
今回はご本人の許可を得て、その文章を掲載いたします。
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ぱっぷすさんにたどり着いたのは3年ほど前でした。
私は大学生のころ風俗業界等に染まってしまいました。
就職に伴い、新たな人生をスタートさせるため風俗業界を辞めたのですが、お店のHPにプロフィール写真が残っており、ネットから私の情報を全て消したい、そう思い相談しました。
当時の私は「風俗をしてもいいや、お金たくさん貰えるし普通のバイトよりも効率がいいや」「私が風俗業界へ染まってもだれも傷つかない」と思い軽率に足を踏み入れてしまいました。
相談しようと思った1度目のきっかけは、先程申した通り就職先が決まったことです。
新たな人生のスタートとして、過去の消したい情報を消すためにぱっぷすさんに相談しました。
無事に画像は削除できたのですがプロフィール文章は残ったままでした。でも画像が削除されて、安心し一度は忘れていたのです。
相談しようと思った2度目のきっかけは、結婚、出産したからです。
宝物である赤ちゃんや人生を共に歩む夫と出会い、過去のことがフラッシュバックしてしまい、再度ぱっぷすさんに相談した次第です。
風俗業界に染まってもだれも傷つかない、当時の私はそう思いましたが、大切な家族のためにもう一度ネットに残っている全ての風俗の情報を消そうと思い相談しました。
しかし、結局できるところまで動いたのですが、プロフィールは消えませんでした。
ネットに情報が残っていないか、検索が止まらなく毎日一日中ワードを変えてみたり検索をしていました。とても精神的に疲弊する作業です。
ぱっぷすさんに言われた「魔法の杖」
「全部消せる魔法の杖がないのが現状ですが、ここまで本当によく耐えてきたと思います。
「もう十分にやりきった」という現実と向き合う事こそが必要なことかもしれませんね。
向き合う力・忍耐力こそが、あなたの持つ“魔法の杖”となるのです。」(ぱっぷすから送ったメール文より)
という言葉が響きました。
過去は変えられません、タイムスリップして当時の私に風俗業界へ足を踏み入れるなとも言えません。
それなら、これから先、何十年と生きていくのであれば、大切な人がいるのであれば、過去のことに囚われず、今目の前にいる人を大切にして、この先、楽しく生きていきたくないですか?
消えないサイト、デジタル性暴力と戦っている方の味方になりたいと思っています。
当初、私は風俗業界へ染まってもだれも傷つかないと思ったのですが、現在の私はそうは思っていません。後悔しています。
もう十分できることはしたのだから、今の家族を大切にこれからを生きていこうと思います。
向き合う力、忍耐が今はまだなくてもいつかきっとあなたの中の魔法の杖が産まれると思います。
私はいつでもこのコラムを読んでいる方、これから読む方の味方であり続けます。
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