

2025年8月の活動報告
8月の夜間アウトリーチの様子 この夏、ぱっぷすでは国内での相談支援活動に加えて、国際的な連携と広報活動にも力を入れました。海外の動きから学びを得て、日本で必要な制度改革を考えていきます。国際企業との協働を通じて、被害を未然に防ぎ、ひとりでも多くの人に「安心して相談できる...
9月24日


若年層向け性感染症対策リーフレット
ぱっぷすでは、東京都内の繁華街に集まる10代20代の若年女性に対して、性感染症に関するリーフレットを作成しました。これまで多くの性感染症対策のリーフレットは、症状や感染経路、検査・治療方法など、医学的な知識を伝えることに重点が置かれてきました。もちろんその情報は大切ですが、それだけでは「なぜ性感染症のリスクを一方的に若者が背負わされてしまうのか」という構造的な問題には触れられてきませんでした。
今回、ぱっぷすでは新たな方法を提案します。若者たちが日常的に使うスラング「おぢ」をあえて取り上げ、買春や性的搾取といった加害の構造を可視化します。性感染症や望まない妊娠の責任は、決して若者に押しつけられるべきものではなく、性を買う側=加害者にこそあるというメッセージを、リーフレットの中心に据えました。
8月30日


ぱっぷす、Metaと協働し「STOP!セクストーション」啓発キャンペーンを開始
Metaプレスリリースより ~性的脅迫被害から子どもと若者を守るために~ 特定非営利活動法人ぱっぷす(以下、ぱっぷす)は、Metaが7月28日から開始の「STOP!セクストーション」キャンペーンに協働し、全国の学校・教育機関および一般家庭向けに、子どもやその保護者がセクスト...
8月8日


2025年7月の活動報告
7月の夜間アウトリーチの様子 こんにちは、ぱっぷすです。夏本番の暑さが続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?7月は記者会見、外部連携など活動が目白押しでした。あまりにも多くの内容があり、そのハイライトをお届けします。 金銭セクストーション...
8月8日


子どもや若者が狙われている。急増する「金銭セクストーショ ン」の実態と必要な対策とは
米国では2022年以降、この被害によって10代の少年が命を落とす深刻な事件が相次いだことから、米国議会で公聴会が開かれ、政府やプラットフォームによる対策が進められました。昨年からは「対策の強化により狙えなくなった米国の子どもたち」の代わりに
十分な制度的防御が整っていない日本の子どもたちが、国境を越えた犯罪グループの標的となっています。
ぱっぷすへセクストーション被害相談が前々年度648人→前年度は1863人→
今年度は既に907人と急増しています。夏休みを迎える今、子どもたちは被害はさらに拡大するおそれがあります。
7月25日


売春防止法逮捕時の実名・顔写真を伴う報道に対して
2025年7月24日に報道された、東京都新宿区・大久保公園周辺における売春防止法違反容疑での4名の若年女性たちの逮捕に関し、複数の報道機関が実名および逮捕時の映像を報道しました。ぱっぷすでは、性的搾取をめぐる深刻な構造的背景と人道的な観点から、今回の報道姿勢に対して強い懸念を表明します。
7月25日


2025年6月の活動報告
今月は新規相談が398人と多く、そのうち児童の相談はわかっているだけ81件でした。相談者数の増加に伴い、対応スタッフの負担も増え、支援体制の強化が急務ですが、なかなかそこまで手が回ってない現状があります。
その中でも注目されたのは、生成AIによるディープフェイク動画被害に関する相談。わずか1週間の間に2件もの事例が寄せられ、被害の深刻化と低年齢化を肌で感じています。
これらの被害は「性的画像・映像の拡散」だけでなく、被害者の自尊心、学業、交友関係にまで深く影響しており、即時対応と長期的なサポートの両輪が求められています。
緊急対応の繰り返しだけでなく、加害を生まない社会をどう構築するか、これは、支援の現場からの重要な問いかけです。
7月12日


2025年5月の活動報告
東京都内の夜間のアウトリーチの様子 流通する映像、止められる拡散 5月の新規相談人数は366人、セクストーション被害が圧倒的に多かったのですが、AV出演被害の深刻な相談も複数寄せられました。撮影や出演に同意していない、または十分な説明がなされないまま撮影され、映像が公...
6月9日


2025年4月の活動報告
ぱっぷすのスタッフと夜カフェ利用者15名でのイベント ― 揺れる社会のなかで、立ち止まらず向き合う ― 4月は、新年度の始まりとともに、設立メンバーである宮本節子さんが、スーパーバイザーを引退することになりました。しかし、相談支援もひっ迫していることもあり、現在も関わりを持...
5月8日


2025年3月の活動報告
みなさんから夜カフェに届いた支援物資など 「困っている人がいるなら、力になりたい」 そんな思いが、私たちの日々の活動を支えています。ニュースで報じられる事件の裏に、声を上げられない多くの被害当事者がいます。 私たちぱっぷすは、その「声にならない声」に寄り添い、具体的な支援と...
4月2日

