• Admin

メルマガvol.95 ステイホームにより見えてきた性的搾取の現状


<4月~5月につきまして>  4月は24件、5月は28件、6月は18件の新規相談があり、今年度に入ってから既に合

計70件の相談が寄せられました。この半年くらいで急速に相談件数が伸びていますので、

今年は年間200件以上の相談になるでしょう。

 2012年度1件、2013年度2件、2014年度44件という相談受付状況から比べれば隔世の感があります。それだけ、AVがらみのことでも相談してもいいことなのだという認識が定着し始めていることとぱっぷすの活動が周知されてきたということでしょう。  4月・5月は新型コロナウイルスの緊急事態宣言と都からの自粛要請によって、初回面談もテレビ電話で行っておりました。7月からは密の状態を出来るだけ避けながら、直接面談を再開していく予定で進めています。

 今回の新型コロナウイルスで強いられた自粛要請は、生活様式だけでなく、性被害にも変化をもたらしています。家にいる時間が長くなりSNSを利用している時間が増えたことによって、SNSを通じて知り合った人から性的画像を送るように強要される被害が目立つようになりました。  相談者は送った画像が拡散されるのではないかと日々恐怖を感じていると訴えます。このような相談はSNSが普及している現代の新しい被害であり、今後増えていく内容であると考えます。  また、インターネットで性的画像記録を観る時間も増えた為、アダルトサイトにアクセスする機会が増えました。YouTubeの次に世界第2位の規模を持つカナダのポルノサイト「Pornhub」の報道によると、PornHubはコロナ禍の影響でアクセス数が増加の一途をたどっていき、日本では平均より9.3%増え、世界で5番目に増加したと報告されています。「Pornhub」は相談者のほとんどが性被害の種類に関係なく載せられてしまっているサイトです。このようなことからも知人に知られてしまうリスクが高まり、身バレをしてしまった相談も寄せられました。 <6月以降につきまして> 6月は18件の新規相談がありました。 6月8日以降は、テレワークを終了し通常業務になりました。相談支援もこれまでコロナ禍により直接お会いできなかった相談者さんとお会いすることが可能になり、延期になっていた面談が再始動した月となりました。最近の相談傾向としては、SNSで知り合い、お金を渡す代わりに性行為の動画を撮影し、ネット上で個人が販売する「個人撮影」の被害が目立ちました。監督・男優・カメラマン・編集を個人で全て行いインターネット上に販売する、いわば素人ものAVに似た内容です。SNSを利用した性被害は日々形を変えています。ぱっぷすでも警察と力を合わせ、このような被害の対応を進めています。

<相談支援員と削除要員の増員>

今年に入ってから相談者ご急増したことと相談の主訴が削除に集中していることからぱっぷすのスタッフの増員に迫られました。相談支援員にはソーシャルワーカーとしての基本的な素養と技術が、削除要員にはネット操作の一定程度の技術が求められることから求人は従来から非常に困難でした。今回思い切って女性関連のMLなどを中心に求人の一般募集を行ったところ応募してくださる方たちがいました。面接をし、すでに職務についていただいております。

新人が入ったことからぱっぷすの運動の発端や会の理念などの伝達研修を企画しています。

ぱっぷすの相談支援と動画等の削除要請作業は無料で行っています。被害者にこれ以上の財政的負担はかけられないとの考え方からです。従って、ぱっぷすの活動を支えるのは助成金と皆さま方からご寄付によっています。ぜひ、ご理解とご協力を賜りますように。

0回の閲覧

(C)ぱっぷす(特定非営利活動法人ポルノ被害と性暴力を考える会)

  • Instagramの社会のアイコン
  • 社会的なFacebookのアイコン
  • Twitter Social Icon
  • アマゾンの社会のアイコン