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ぱっぷす、Metaと協働し「STOP!セクストーション」啓発キャンペーンを開始

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 8月8日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月11日

Metaプレスリリースより
Metaプレスリリースより

~性的脅迫被害から子どもと若者を守るために~


特定非営利活動法人ぱっぷす(以下、ぱっぷす)は、Metaが7月28日から開始の「STOP!セクストーション」キャンペーンに協働し、全国の学校・教育機関および一般家庭向けに、子どもやその保護者がセクストーション被害を理解し対処できるための啓発活動を推進します。


Metaのプレスリリースは下記からご確認ください。


セクストーション被害の背景

近年、SNSやメッセージアプリを通じて、性的な画像を送りつけさせ、その後に金銭やさらなる画像を要求する「セクストーション」の被害が急増しています。被害者は性別や年齢を問わず、特に未成年の被害が深刻です。画像を送信した後も脅迫は止まらず、精神的・社会的に深い傷を残すケースが後を絶ちません。

しかし、日本ではこの犯罪の存在自体を知らない子どもや保護者も多く、未然防止のための情報提供と教育が急務です。


キャンペーンの特徴

今回のキャンペーンでは、Metaは「セクストーション」という犯罪が存在することを広く知らせ、被害を防ぐために性的な画像を他者に送らないよう呼びかける動画を制作しました。


  • 動画の内容

    • 性別を問わず、男の子も被害に遭う可能性があることを明確に説明

    • 被害に遭ってしまった場合の3つの対処法を紹介

      1. NPO法人ぱっぷすへの相談

      2. SNSアプリ上での報告・ブロックなどの対応

      3. 画像拡散防止プラットフォーム「Take It Down(テイクイットダウン)」の活用

  • 配信方法 主にInstagramの広告を通じ、10代を含む若年層の利用者やその保護者に向けて動画を配信し、犯罪の認知と予防意識の向上を目指します。


キャンペーン内容

本キャンペーンでは、InstagramをはじめとするSNS上や、配布物を通じて以下のメッセージを広く発信します。チラシはこちらからダウンロードできます。

キャンペーン配布チラシ
キャンペーン配布チラシ
  • 裸の写真は絶対送らない! ビデオ通話で裸を見せることも録画されるリスクがあります。

  • お金やギフトカードを送っても脅しは止まらない! 要求に応じても被害は終わらず、拡大する危険があります。

  • 被害にあってもあなたは悪くない ひとりで悩まず、信頼できる大人や専門団体に相談しましょう。

さらに、被害画像の拡散を防ぐ無料・匿名ツール「Take It Down(テイクイットダウン)」の利用方法も案内します。Take it down とは、被害画像を数値コード化(デジタル指紋化)し、SNSやウェブ上での再拡散を防ぐ仕組みです。


各社団体のコメント

  • Meta日本法人 公共政策本部 栗原さあや氏 米国をはじめ海外で若年層のセクストーション被害が深刻化していますが、本キャンペーンは、国内の状況を受けて日本独自の取り組みとして企画したものです。子どもの安全なSNS利用のためには、事業者、関係省庁、教育機関、保護者など多様なステークホルダーが協力することが不可欠だと考えており、今回もNPO法人ぱっぷす様に協力いただくことで、より具体的な注意喚起や対処法を盛り込むことができたと考えています。

  • ぱっぷす理事 内田絵梨 『自分は大丈夫』そう思っている子どもたちも少なくありませんが、セクストーションやデジタル性暴力は誰にでも起こりうる社会課題です。巻き込まれても決して本人の責任ではなく、周囲の理解や適切な支援が欠かせません。今回Meta様と連携し、実際に多くの子どもたちが利用するSNSをはじめ様々な場で、安心して楽しく過ごすための知識や対策を幅広く発信できることは、子どもの未来を守る大きな一歩だと考えています。このキャンペーンが『ひとりじゃない』と感じられるきっかけになればと願っています。


相談窓口

被害に遭った場合は、相手のアカウントを報告・ブロックし、速やかに相談してください。

ブロックの詳細については、https://paps.jp/sextortion をご参照ください。


本件に関するお問い合わせは、当団体のお問い合わせフォームからご連絡ください。


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