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世界最大のポルノサイトといわれている「PornHub」を閉鎖に追い込む抗議の署名が2月9日に立ち上がりました。 発起人のライラ・ミッケルウェイトさんは、商業的な性搾取の根絶を目指し性を売らされた人々に支援を提供するカリフォルニアの慈善団体「Exodus Cry」の代表です。ぱっぷすとも深い繋がりを持っています。彼女が今回署名を立ち上げたきっかけの1つが、14歳の少女の人身取引被害でした。
伝えるところによれば、米アリゾナ州出身の14歳の少女が、人身取引の被害に遭って一年もの間「行方不明になりました。消息を絶ってから一年後に、彼女の母親が、PornHubで娘の虐待映像が投稿されていることを発見したのだそうです。そこから警察が加害者の男の身元を突き止め、少女は発見・保護されました。
少女はPorn Hub上にある自身の58本の被害映像に関して削除を求めました。が、Porn Hub は彼女の再三の求めに応じず、映像を放置。彼女の被害映像は「エンターテイメント」として消費され続けました。4回目にして、彼女が弁護士を装って削除を要請すると、ようやく求めに応じたと言います。
この署名は、このような人身取引加害者にプラットホームを提供し、搾取を推し進めた PornHubの閉鎖と、経営者達の責任追及を要求するもので、提出先は、アメリカ・カナダの司法省、FBI、トランプ大統領、トルドー首相を含む司法の決定権を持つ政治家や関係機関です。
「このようなケースは氷山の一角である」と、発起人のライラさんは言います。
PornHub には13歳くらいの見た目をした少女達を虐待・レイプする映像が大量に存在し、サイト内の検索ワードの一位は ”ティーン”だそうです。日本版PornHubには、JK、JC、JS(女子高校生・女子中学生・女性小学生の隠語)のタグがあり、側が児童ポルノの投稿を推奨しています。
PornHubは、サイトに動画を投稿するためのアカウントを作るのに必要なのはメールアドレスのみ。「本人確認済み」のお墨付きを得るためには、アカウント名を書いた紙を持った自分の写真をPornHubに送るだけ、だそうです。このような運営システムで、誰でも簡単に動画投稿が可能。そして被写体になる人の年齢などを検証するような仕組み、ましてや同意があっての行為・拡散なのかを確認する機能もありません。女性や子どもの性虐待・レイプ映像で利益を上げ、人身取引に加担している PornHubを、共犯と言わずに何というのでしょうか。
ぱっぷすにもPorn Hub絡みの相談は、たくさん寄せられています。
今回の運動によって、世界最大のポルノサイトであるPornHubが閉鎖され、経営者が責任を問われることになれば、今も自身の映像を晒されて苦しんでいる多くの相談者さんにも、安心をもたらすことができるのではないか、と思うのです。
2月9日にスタートしたこの署名運動は、2月19日の時点で、なんと158,000を超える署名を得ており、女性や子どもの性搾取に抗議する人々の声が続々と世界中から集まっています。
人身売買とデジタル性暴力の被害の広がりを抑えるため、そして性搾取のない未来の実現のための、革新的一歩となる署名運動です。皆さんも、どうか一緒に立ち上がってくださいませ。(メールアドレスと名前の登録のみで、簡単にできます!)
ぱっぷすの相談支援事業を維持するために必要不可欠な相談員の人件費、事務所の維持費、相談者との面談のための交通費や施設費は、皆様からのご寄付で賄っています。 これからもより質の高い支援を継続して行っていくために、安定した活動資金を必要としています。 今後も、ぱっぷすの相談支援体制の充実をはかり、被害を無くすために努めて参りますのでご協力をよろしくお願いいたします。 https://www.paps.jp/supporter
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