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メルマガvol.130「2023年 年始のご挨拶」


あけましておめでとうございます。 今年も何卒よろしくお願いします。

ぱっぷすはリベンジポルノ・性的な盗撮・グラビアやヌード撮影によるデジタル性暴力、アダルトビデオ業界や性産業にかかわって困っている方の相談支援事業等を継続することで、私たちの世代で性的搾取に終止符を打つために活動を続けています。

2022年4月から12月までの間に853件の相談が寄せられました。このペースでいくと今年度の相談件数は1000件/年を超える見通しです。2021年度は年間643件/年だったことを考えると、急速なペースで増加しています。寄せられる相談に対して情報提供を行い、常に100件以上が同時並行で支援を継続しています。その中には、他の支援団体から紹介されて相談を寄せられる場合も多くあります。

これらの支援活動は、東京都からの事業委託をはじめ、複数の財団からの助成、そしてご寄付によって支えられています。多くの方のご支援と応援によりぱっぷすの活動を展開できていることを深く感謝申し上げます。

2022年のぱっぷすは性的搾取をする者たちと正面から立ち向かった年でした。6月にはAV出演被害防止・救済法が成立し、即施行されるという画期的な動きがありました。その影響からか、ネット上の誹謗中傷やデマ拡散が激化し、そのことによって活動を妨害されたり、ネット上だけでなく直接的な方法で活動妨害をうけたりすることもありました。 (詳しくはこちら そうした逆境の中でも活動を継続できたのは、28名のスタッフの絶え間ない努力とチームワークによるものです。デジタル性暴力被害者の支援について、私たちは開拓者精神をもって未到の分野に踏み込み続けていますが、安定した財源収入がないことからスタッフの雇用は1年契約という不安定な状態が続いています。


スタッフの専門性の維持するためには、より多くのマンスリーサポーターを集めることが急務でもあります。2023年度は、仕事と出産・子育てが両立できる環境整備、スタッフのメンタルヘルスの改善に取り組みたいと考えています。みなさまどうか引き続きご支援いただきますようお願いいたします。

ぱっぷすのミッションは性的搾取に終止符を打つことです。この道には必ず終着点があると考えています。いつか、ぱっぷすの役割が終わることを信じて性的搾取の問題に取り組んでいますが、あの手この手で加害行為が巧妙化し、一向に減る気配がありません。その背景には、根強い性差別や性差に基づく大きな格差によって、性的搾取の構造が維持され存続され続けることが挙げられます。性差別・性格差が大きいほど収益を上げられる社会構造があるからです。国連の2022年度世界社会情勢報告書によれば「格差の大きい社会は貧困削減の効果が上がらず、成長は遅く、人々が貧困の悪循環を逃れることは難しく、経済と社会の前進に向けた扉を閉ざす」とあります。

日本には、性的搾取という究極の格差がある限り、経済の低迷から抜け出せないのではないかと思います。だれかの性的犠牲の上に成り立つ社会は崩壊するのではないでしょうか。

性的搾取に終止符を打つことができる社会にしていきませんか?多くの人々に希望をもたらす社会を求めていきましょう。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


NPO法人ぱっぷす理事長

金尻カズナ

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