
- 2020年9月28日
メルマガ vol.98『ぱっぷすの正式名称は「ぱっぷす」~「ポルノ被害」訴え続けた10年の歴史~』
ぱっぷすって何の略?良く尋ねられる質問です。 ポルノグラフィーの制作過程には甚大な性暴力が振るわれている現実を広く社会に知らせたいと組織的に継続的に社会啓発運動を進めていく母体として、2009年に婦人保護施設の職員、研究者、一般市民など有志が集まって「ポルノ被害と性暴力を考える会」という任意団体を立ち上げました。 名は体を表すといいます。だから、私たちの活動を一番よく表す名前にしたいと設立当時寄ってたかって考えました。 活動の中心にいた婦人保護施設の職員たちは、利用者さんの現状を通してアダルトビデオの制作現場ではひどい(時には回復が極めて困難なくらいなトラウマをもたらす)性暴力が振るわれていることを知っていました。ポルノグラフィーは単に大人の性的嗜好を満足させるためのファンタジーなんかじゃない!制作過程、流通過程、消費過程には性暴力被害者が存在している! “うん、だから、私たちの団体の名前から「ポルノ」って言葉ははずせないよね!” “でもぅ・・、「ポルノ」って言葉の持つ響きは悪いよねぇ” “「ポルノ被害」ってことを知らせていくにはこの言葉を外した